こんな時
どうすればいいの?

こんな時どうすればいいの?

インプラントが外れてしまった・・

インプラントが術後外れてしまった場合、自分自身で取り付ける事は不可能なので早めに医療機関で適切な処置を受けてください。

原因

外れた部分によって原因が異なりますので一つずつ見ていきます。

インプラント(人工歯根)

インプラントごと取れてしまう場合「インプラント歯周炎」と呼ばれる病気になっている可能性があります。メインテナンス不足や喫煙などが原因でなります。

インプラント(人口歯根)

インプラント

アバットメント(土台)

咬み合わせなどの影響でねじ部分が緩んで外れてしまったか、破損している可能性が高いです。

アバットメント

アバットメント

被せもの(上部構造)

こちらもねじの緩みや破損の可能性が高いですが、上部構造が破損している可能性や、接着面のセメントの劣化が考えられます。

インプラントそのものが外れていなければ状態によっては再度装着できることがあるので、パーツは必ず保管しておいてください。

上部構造

上部構造

インプラント治療後に違和感がある・・

インプラントの手術は基本的に入院の必要がなく、短時間で終わります。
手術後、5〜10 日程度違和感があるぐらいであれば通常の範囲内です。
しかし、違和感が長期間続くようであれば注意が必要です。

手術後このような症状はないですか?

  • 痛み止めが効かないほどの激しい痛み
  • 5 日ほどたっても痛みが引かず、悪化している
  • 鼻からの出血や、膿が出ている
  • 麻酔が切れた後でも痺れたような感覚がある

※このような症状がある場合は、必ず歯科医院に連絡してください。

長期間痛みや腫れに悩まされるようでは治療を行った意味がなくなってしまいます。
治療自体が上手く出来ていない可能性もあるので必ず治してもらいましょう。

インプラント部分の歯茎が腫れている・・

インプラント歯周炎になっている可能性があるので検査をオススメします。

歯周病になるのは自然な歯だけではありません。
インプラントは虫歯にはなりませんがインプラントを入れている歯茎は自然な歯と同じ状況なのでしっかりとメインテナンスをしないと歯周病になります。

原因

主なものとしては、毎日のセルフケアの不足や、歯科医院での定期的なメインテナンスを怠ることによって、歯石(プラーク)が口の中で停滞し歯周病の細菌が増殖しインプラントを支える顎の骨に感染したことです。
その他であれば、咬み合わせの悪化や喫煙による影響なども疑われます。

歯周炎全般に言われる事ですが、悪化するとインプラント(歯)自体が抜け落ちてしまいます。
セルフケアのみで改善することは難しいので、歯科医院で適切な処置を行って改善していきましょう。