インプラントブログ

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2018/11/13お役立ちコラム

インプラントと骨粗鬆症のお薬について〜顎骨壊死が一旦起きてしまうと簡単に治すことが出来ない病気です〜

骨粗鬆症の方に知っておいてほしいこと

骨粗鬆症は骨の密度が悪くなっている病気です。そのため骨に埋め込むインプラント治療に関してはリスクがあります。

骨が地盤でインプラントが家と例えるならば、骨の密度が悪くなっている状態は地盤が弱い土地に家を建てる状況です。

つまりインプラントが長持ちしなくなる可能性があります。

ただし、地盤が弱い分、手入れをしっかり行ったり、手術の際に様々なテクニックを用いることでそのリスクを減らすように取り組んでいます。

不安のある方は事前に説明し納得していただいてから治療を実施しますので、お声かけください。

 

また、骨粗鬆症の方は骨が弱いということに加え、もう一つのリスクがあります。

骨粗鬆症に使われる一部の薬の副作用で顎骨壊死があります。

 

顎骨壊死とは、歯槽骨(顎の骨)が溶けて露出することです。他に歯茎の腫脹、疼痛を伴う炎症も起こることがあります。

 

ビスフォスフォネート(BP)という薬もしくはデノスマブがよく使われます。

 

製品名は

ボノテオ、リカルボン、アクトネル、ベネット、ボナロン、フォサマック、ボンビバ、リクラスト、プラリア

 

これらのお薬は骨が溶けていくのを抑制し、骨折のリスクを減らすなどの多くのメリットがある薬なのですが、顎骨壊死という副作用が抜歯などの外科治療を行った際に、非常に希ではありますが起こることがあります。

頻度として、投薬の場合、1万人に1~2人程度であり、注射の場合、100人に12人程度で発症します。

顎骨壊死が一旦起きてしまうと簡単に治すことが出来ない病気のため、リスクを減らすための治療指標が2016年に変更されました。

 

2016年 新指標

抜歯などの外科治療について

・ビスフォスフォネートを休薬しても顎骨壊死のリスクを減らせるかどうかは分からず、むしろ休薬することによる骨折リスクの増加のほうが危険である。

 

・顎骨壊死を防ぐためには、お口の中をきれいに保ち、感染を防ぐことが効果的。

 

・4年以上薬を使っている方や、顎骨壊死のリスクが高いと思われる方は、外科治療前2ヶ月程度の休薬が可能であれば行うと安心。外科治療2週間後を目安に再開する。

 

・骨粗鬆症に対してビスフォスフォネートを使っている患者様は医科の主治医と相談してインプラントをするかどうか、薬を休薬するかどうかを決める。

 

2012年の指標と比べると休薬せずに、感染予防に注意をして歯科治療をすることが勧められるという大きな変化がありました。

かめい歯科クリニックでは2016年の指標に沿って、医科の主治医に相談させていただきながらインプラント治療を行います。

 

薬局で、骨粗鬆症の治療薬(ビスフォネート系)をもらうと、必ず、歯の治療をする時は、歯医者さんにご相談してくださいと、口頭で言われるか、注意した紙をいただくと思います。

 

外科処置を行わなくても、お口の中が不潔になると発症することがあります。

インプラントをしている、していないに限らず、特にお口の掃除が必要ですので、月に1回~3ヶ月に1回は歯科医院に行って、歯科衛生士によるプロの口腔清掃を受けてください。

それが一番の予防になります。

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