歯を抜けたまま
放置することの危険性

歯を抜けたまま放置することの危険性

歯が抜けたまま
放置していませんか?

歯が 1 本抜けたくらいであれば、食事や会話、見た目的にも普段の生活に影響が出ないため、あまり気にされない方が多いかと思います。また、歯が無いのでその部分が虫歯や歯周病になるわけではなく、痛みから解放されたと思う方もいるかと思います。
しかし、歯は 1 本 1 本に役割がきちんとあるため、そのまま放置しておくことで全体のバランスが崩れてしまい実際には様々な現象が起きてしまいます。

歯が抜けたまま放置していませんか?

歯を抜けたまま放っておくと・・・身体的・機能面など様々な悪影響が出ます

機能面での悪影響

1.抜けた歯の両隣の歯が傾いてくる
歯は相互に力をかけ合うことによって正しい位置を保ちますが、歯を抜いてしまったことによりその両隣の歯を支えてくれる歯が無くなってしまい徐々に空いたスペースへ傾いてしまいます。
一度傾いた歯を元に戻すためには、全体的な歯列矯正が必要となってしまいます。
2.咬み合っていた反対側の歯が伸びてくる
上下の歯は咬み合うことによって、20〜40kg の力で 1 日数千回刺激を受けておりましたが、歯を失ってしまうことにより歯が飛び出していきます。
反対の歯の長さが長くなるのではなく、骨の中に埋まっていた部分が出てくることになります。
長くなってしまった歯を戻すことは難しく、抜けてしまった歯のスペースを補うための人工歯を入れる際にもとても難しい治療となってしまいます。

生活面・身体面での悪影響

1.咬み合わせが悪くなる
抜けた歯の周囲の歯が移動することにより、その隣の歯も移動しやすい状況になってしまい、次第に歯並びが崩壊してきます。当然咬み合わせが悪くなってしまうので、顎関節症になりやすく顔の表情の歪みにもつながります。
2.メインテナンスが難しくなる
歯の移動によって歯と歯の間や、歯と歯茎の間に隙間が出来ることによって、自宅でのケアが難しくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。
3.咀嚼に偏りが出る
歯がない場所で咬めないので、片方のみで咬むことによって頭痛や肩こりに繋がりやすかったり、咬む回数が減ることによって、内臓に負担がかかったりします。
4.見た目が悪くなる
歯が口元や人に与える印象は大きく、歯が抜けたままですと、本人も気になってしまい人とのコミュニケーションを避けてしまいがちになることもあります。

「歯を抜いた後に放置せずに、すぐに対処していれば、こんな問題が起きなかったのに・・・」
と後悔しないためにも、歯を抜いてしまった後は放置せずにきちんと最後まで治療をするように心がけてください。